終活の種類によってはプロに相談

終活の種類は、遺言の作成や身辺整理、保険や相続、習い事や趣味などたくさんの種類があります。自分一人で考えてできることもありますが、種類によってはプロに相談することも大切だと言えます。
 
今回は、終活の種類によってどんな人達に相談すればいいのかをご紹介したいと思います。
 

終活の種類にはどんなものがある

 
終活には、人生の最後の日に向けて準備しておくことやこれからの人生を第2の人生として新しく始めることなど多岐にわたります。
 
終活の種類は、「相続」「遺言」「保険」「葬儀」「墓」「介護」「健康」「習い事」「趣味」「家族」「ペット」「エンディングノート」「身辺整理」「カラオケ」「旅行」など数え上げればキリがありません。こんなに多くの終活項目があるわけですから、何から始めればいいのか、このことは誰に相談すればいいのか、など悩みを持つ方もいることでしょう。
 
自分1人の判断で進めたばかりに、思い通りに進まない場合もありますので注意したいものです。
 

終活のプロとその種類

 
以下の終活の資格は民間資格で、国家資格ではないので、法律等の専門知識等に関するアドバイスについては、やはり法律専門職等に確認する必要があることに注意してください。
 

終活カウンセラー

 
終活とは何か、終活は何をすることなのか、終活は何から始めればいいのか、終活に対して明確なイメージが持てない場合に相談することができます。漠然とした頭の中を整理しながら、何に困っているのか、何をしたいのかを見極めてくれるのです。そして、どの分野の専門家に相談すべきかをアドバイスしてくれます。
 

終活アドバイザー

 
終活を実際に始めている人に終活のやり方や終活準備の具体的なアドバイスをしてくれます。お葬式やお墓のこと、エンディングノートの活用法、高齢期の医療や介護について、金融資産や不動産についてなど終活全般にわたりアドバイスをしてくれます。
 

終活ライフケアプランナー

 
主に健康管理について心理学を基盤としたサポートやアドバイスをしてくれます。高齢時に備えた医療施設、終末期医療の考え方、判断力低下の不安、お金の悩みなどデリケートな終活項目に答えてくれます。
 

終活サイト

 
専門家に相談するほどでもないけれど終活のやり方のヒントを得たい時や誰かの意見を聞きたい場合には、終活サイトがおススメです。自分の新しい生き方として何か習い事を始めたい方や旅行に行きたい方などはネットで調べてみましょう。
 
また、誰かの終活ブログを読んだりすることで励まされたり、悩みが解決することも多々あるようです。
 

終活は種類によってはプロに任せることも必要

 
備えあれば憂いなし、転ばぬ先の杖という言葉があるように計画を立てておくことでどれだけ気持ちに余裕ができることでしょうか。
何かで成功する人とは、常に最悪のパターンに備えることができるがどうかによるとも言われます。
 
いつまでも健康で長生きできることが何よりですが、その道のプロに相談しておくことは、いざ何かあった時にどれだけ心強いことかわかりません。
また、知らないが上に大きな間違いをおこしてしまっては、後の祭りです。
 
特に、不動産や金融資産、相続関係には5、6種類の専門家とのやり取りが必要になります。自分1人でやり取りするのにも限界があります。
終活のプロに任せることも時には必要になります。
自分の終活の種類によっては、自分では手に負えないものは、プロに相談することをおすすめします。
 

大切なことだから相談したい

 
遺言に関しても専門家に相談しておくことでその効力を絶対的なものにすることができます。
例えば、親身に面倒をみてくれたヘルパーさんにいくらかの財産の配分を予定していたとしても、法的に効果のある遺言を残しておかなければ実現は難しいのです。
 
孫のために遺したいものがある、長男のためだけに遺したいものがある、企業や団体、医療や教育に遺したいものがある、その方それぞれに誰に何を遺したいかは本人しかわからないことです。
 
それが例え小さなものであろうとも法的に効力のある遺言を残すことで安心してあなたの意志通りの遺言が遂行されることになるのです。大切なことだからこそ、プロに相談したいと思われる方は多いようです。
 

終活の種類によってはプロに相談まとめ

 
①終活の種類によってはプロに相談することも考えよう
②どんな専門家がいて、どんなことが相談できるのかを知る
③大切なことは専門家に相談しておけば安心できる
 
終活という言葉は、最近になって広く使われるようになった言葉ですが、自分の最後の時に向かって準備をするという行為は、ずっと昔から行われてきたことです。
 
ただ、最近は、高齢化社会ということでそのような終活を始める人の数が多いということから、ここまで話題になってきています。
アルバム整理をすることだって終活だし、人生後半の思い出に温泉旅行に行くことだって終活です。
 
あまりにも終活の種類が多すぎるので混乱してしまう、年齢的な理由や病気などの理由から必要以上に不安になってしまうこともあります。
また、あまりにも法律的に難しくて自分では処理できないこともあります。
 
終活には様々なことがあります。
その種類によっては、プロの手を借りることで安心、かつ、納得して終活を進めていけるのではないでしょうか。

一般社団法人マイライフ協会

代表理事 児玉浩子