終活として、老後の人間関係で断捨離すべきもの

老後の人間関係で断捨離と聞くとどのような人を思い浮かべますか?
 
仕事が中心の現役時代は上司、同僚、部下や取引先など、仕事中心の人間関係だった人が多いのではないでしょうか。
 
でも、仕事が中心の現役時代の人間関係と、定年後の人間関係は大きく変化します。
 
定年退職後は、
現役時代とは異なった、時間やお金の使い方が必要となるのはなんとなく、理解できるのではないでしょうか。
 
とはいえ、
なかなか現役時代の思考から抜け出せない人が多いものです。
 
そこで、老後の人間関係で断捨離すべきものについて検討します。
 

 

終活として、老後の人間関係で断捨離すべきは会社関係の付き合い

 
大手の企業で定年退職まで勤め、定年退職後は年金で余裕のある暮らしをしている高齢者もいます。
 
その高齢者は、
退職後も、現役時代同様、元の同僚などとゴルフに行ったり、飲みに行ったり、有り余る時間を会社員時代の人間関係の中で生活していることも少なくありません。
 
ですが、
全ての付き合いを続ける必要があるのでしょうか。
 
やめてもいい付き合いもあるのではないでしょうか。
 

年賀状のやり取りをやめる

 
相談者の中に、
現役時代、会社の上司、同僚、部下、取引先などに、数百枚もの年賀状を出しているある男性がいました。
 
定年退職後も会社員時代の延長のような、元上司や元同僚、そしてまだ現役の元部下と毎週末にゴルフに出かけていました。
定年退職した年の年末にも、現役時代と同様に数百枚もの年賀状を出しました。
 
ところが、
彼の下に届いた年賀状は、数十枚だったそうです。
 
現役時代には利害関係があったり、義理で出さざるを得なかったであろう人からは、ほとんど年賀状は来ませんでした。
 
その現実に彼はとても寂しかったそうです。
 
ですが、
彼は次の年から、元の会社関係の人への年賀状をやめたそうです。
 
出さなければならない年賀状の枚数が減り、趣味の絵手紙風にていねいに1枚1枚手書きで出すようになりました。
 
そして、
年賀状につかっていたお金の節約にもなりました。
 

会社関係の人の葬儀の参列をやめる

 
定年退職すると、
みな高齢になり、元上司や元同僚が毎年数人ずつ亡くなるものです。
 
ある相談者の男性は、
定年退職後、数年は会社関係の人の葬儀に参列していました。しかし、ある年を境に、会社関係の葬儀の参列をやめました。
 
それは、1か月に3人もの葬儀が続いたときです。葬儀には手ぶらで行くわけにはいきません。かならず香典を持っていきます。
 
たとえ、数万円でも、
3件もの葬儀の香典を出せは、年金生活者にはつらいものです。
 
そこで、会社関係の人たちと、お互いに葬儀には参列しないことを提案しました。
 
元上司も元同僚も、年金生活で香典を出すのは負担だったので、みな賛成だったそうです。
 
 
会社関係の人間関係をすべて断ち切るのではなく、一部を断捨離することで、老後の人間関係を無理なく続けることができるのではないでしょうか。
 
 

終活として、老後の人間関係で断捨離すべきは見栄を張らなければならない人間関係

 
ある60代の女性の相談者です。
 
自営業で生活していましたが、60代になり仕事が思うように受注できなくなりました。
 
ところが、
若いころにはたくさんの仕事を引き受け、華やかな生活をしていたそうです。
 
その頃からの知り合いには、高額所得者の男性と結婚し、今でも裕福に暮らしている人も多いそうです。
 
そのような人から誘われると、華やかな生活をしていたころのように、ネイルサロンでネイルをしてもらい、美容院でヘアセットをしてもらってから、高級ホテルのランチへ出かけるそうです。
 
どうしても見栄を張ってしまうそうです。
 
ところが、
彼女は思ったほど仕事がないので、生活にゆとりはなく、高級ホテルのランチからの帰りには、「今週は夕食抜きで暮らさないと…」と、落ち込むそうです。
 
老後には、
現役時代のように金銭的にゆとりがあるとは限りません。
 
そのような時に、見栄を張ってしまうと、生活費に困ることになります。華やかだった現役時代のような収入を得ていないのであれば、身の丈にあった生活をする必要があります。
 
そこで、
老後の人間関係では見栄を張らないと付き合えないような人との断捨離もおススメです。
 
老後資金に無理のない範囲でのお付き合いにとどめるのはいかがでしょうか。
 

老後の人間関係で断捨離すべきもの・まとめ

 
①会社関係の人との年賀状を断捨離する。
②会社関係の人の葬儀の参列を断捨離する。
③見栄を張らないと付き合えないような人間関係を断捨離する。
 
一つの会社で定年まで40年以上も働いていた人もいることでしょう。
 
その場合、
人生で会社にかかわる生活が一番長く、より多くの付き合いがあったことでしょう。
 
しかし定年後は、
会社関係の人との付き合いは徐々に減っていくものです。
 
減らしていってよい付き合いは徐々に断捨離し、無理のない範囲での付き合いにとどめるのはいかがでしょうか。
 
また、
老後資金にゆとりのないこともあります。
 
現役時代のように、見栄を張るつきあいは、長くできません。
 
そこで、
老後には見栄を張らなければできない付き合いは断捨離し、老後資金の許す範囲での付き合いにとどめることも大切です。
 
 
一般社団法人マイライフ協会
代表理事 児玉浩子

 


 
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児玉浩子
セミナー講師 : 児玉浩子(こだまひろこ)

  • 一般社団法人マイライフ協会 代表理事
    (高齢者支援の団体)
  • 行政書士
  • AFP(ファイナンシャルプランナー)
  • 大東文化大学大学院法務研究科修了

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30代~80代までと年代を問わず幅広く、300人以上の実績を持つ。
 
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一般社団法人マイライフ協会代表理事 児玉浩子自ら、日々、個別相談の依頼に懇切丁寧に対応。法律に則った制度を活用し、高齢者の老後の生活支援に努めている。
 
児玉浩子
 

参加者様のお声

O.M.さん
 
O.M.さん(70代)

家族に頼らないで老後の準備ができると知りました

独立した子ども達には頼らずに老後を過ごしたいと考えて、いろいろなセミナーに参加しています。今回のマイライフセミナーには妻と一緒に参加しました。他のセミナーでは聞いたことがない、初めての情報を多く聞けました。法律や制度を分かりやすく解説してくれて良かったです。今後妻と二人でじっくり相談したいと思います。

 
M.T.さん
 
M.T.さん(50代)

頼れる身内がいない友人たちにすすめたいです

ひとりで抱えていた漠然とした不安を解消できる方法を知ることができました。親を見送り、兄弟姉妹、子どものいない友人たちにすすめたいです。家族関係で悩んでいる友人にもすすめたいです。

 
H.A.さん
 
H.A.さん(60代)

どのような老後準備が必要か、是非知っておくべき情報です!

独立した子どもには頼りたくないと考えています。マイライフセミナーに参加して、子どもに頼らないで老後を過ごすために、自分にとってどのような準備が必要か理解できました。法律や制度の解説が分かりやすかったです。エンディングノートの正しい使い方が理解できました。

 
Aさん69歳女性

Aさん(69歳女性) 

老後に必要な法律や制度を利用して準備できると知りました

結婚せずに定年まで働きました。数年前に母を看取り、一人暮らしとなりました。子どもがいないため、老後に頼れる人がおらず、不安に感じておりました。
独身の友人たちと困ったときには助け合う口約束をしてはおりますが、皆私と同じくらいの年齢のため、本当に頼りになるのか不安でもありました。
マイライフ協会のセミナーで法律や制度を利用して、事前に老後の準備ができることが分かり、安心しました。

 
Bさん(74歳男性)

Bさん(74歳男性)

ご相談にのって頂き不安がなくなりました

30代の一人息子が結婚し、自宅を出て、嫁の実家の近くに住むことになりました。
息子からは、「老後の面倒はみてあげられないかもしれない。自分たちで何とかして欲しい。」と言われ、妻と二人でマイライフ協会のセミナーに参加しました。
マイライフ協会のセミナーで法律や制度を利用して、自分たちの老後に備えることができると分かり、安心できました。

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