住み慣れた地域で介護できる小規模多機能ホーム

一般社団法人マイライフ協会 代表理事
行政書士・ファイナンシャルプランナー(AFP)

[講演情報 9/27 13:00-]
老後準備マスター講座

 

親を介護するようになったときに、

親が住み慣れた地域で生活を続けたいということは

よくあることです。

 

そのときに利用できるのが小規模多機能ホームです。

 

 

介護するときに利用する小規模多機能ホームとは

 

小規模多機能ホームとは、

介護が必要となった高齢者が、

心身の状態や生活での必要に応じて、

通いサービスを中心に、宿泊、訪問の3つの介護保険サービスを

組合わせて利用できるものです。

 

小規模多機能型ホームが創設されたのは、

要介護者が住み慣れた家や地域で

生活を継続できることが目的です。

 

「ホーム」とついているので、

施設介護だと誤解されますが、

小規模多機能ホームは、

介護保険では、

小規模多機能型居宅介護という

居宅サービスです。

 

居宅サービスということは、在宅介護ということです。

 

原則として、介護が必要な親の、

現住所と同一市区町村の小規模多機能ホームのみ利用できます。

 

 

介護するときに小規模多機能ホームを利用するメリット

一つの事業所で、

利用者が選択して、施設への「通い」を中心として、

短期間の「宿泊」、利用者の自宅への「訪問」を組合せることができます。

 

1事業所あたり、登録できる利用者は29人以下と

少人数登録制のため、

介護を受ける親は、家庭的な雰囲気の中で、

顔なじみの職員からケアを受けることができます。

 

利用料は要介護度ごとに定額です。

 

多く利用しても利用料が膨れ上がることがないので、

安心です。

 

 

介護するときに小規模多機能ホームを利用するデメリット

 

 

小規模多機能ホームでは、

通い、訪問、宿泊が一か所で提供されるので、

他の事業者の訪問介護、通所介護、通所リハビリテーション、ショートステイ

を利用できません。

 

ケアマネージャーは小規模多機能ホームの担当者です。

 

ケアマネージャーと親が合わなくても変更できません。

 

利用料は、要介護度別の定額です。

 

しかし、

事業者が料金に見合うだけのサービスを

提供していない場合もあります。

 

また、

親があまり小規模多機能ホームのサービスを利用しなくても

一定の料金を支払う必要があります。

 

 

介護する場合に小規模多機能ホームを利用する場合の介護サービス費

 

2018年8月現在、厚生労働省のホームページで、

小規模多機能ホームの介護サービス費が掲載されています。

しかし、実際の利用料は事業所ごとに異なるようです。

必ず事前に調べることをおすすめします。

 

要支援1~2の場合

サービス費用の設定 利用者負担(1割)(1月につき)
同一建物に居住する者以外の者に対して行う場合 同一建物に居住する者に対して行う場合
要支援1 3,403円 3,066円
要支援2 6,877円 6,196円

 

要介護1~5の場合

サービス費用の設定 利用者負担(1割)(1月につき)
同一建物に居住する者以外の者に対して行う場合 同一建物に居住する者に対して行う場合
要介護1 10,320円 9,298円
要介護2

 

15,167円 13,665円
要介護3 22,062円 19,878円
要介護4 24,350円 21,939円
要介護5 26,849円 24,191円

 

介護するときに小規模多機能ホームを利用する注意点

 

親の介護で小規模多機能ホームを利用するときの

注意点はどんなことがあるのでしょうか。

 

事業者によっては、人手不足や経験不足の職員しかいないため、

料金に見合うだけのサービスを提供できていないところもあります。

 

そこで、

契約時に、実際にどの程度のサービスを受けられるのか、

きちんと確認しましょう。

 

事前の確認だけでは分からないこともありますので、

実際に親が利用するようになってからも、

親の話をきいたり、見学して、確認しましょう。

 

料金に見合うだけのサービスを提供していないと判断した場合には、

他の事業者を探す必要があるかもしれません。

 

契約したものの、親があまり小規模多機能ホームのサービスを利用せず、

料金の払い損ということもありえます。

 

契約後の親の利用頻度なども確認しましょう。

 

 

住み慣れた地域で介護できる小規模多機能ホームまとめ

 

①親を介護するときに小規模多機能ホームを利用するメリットとして、1か所の事業所で、通い、訪問、宿泊のサービスを受けることができ、親は顔なじみの職員からケアを受けることができます。

②親を介護するときに小規模多機能ホームを利用するデメリットとして、通い、訪問、宿泊が一か所で提供されるので、他の事業者の訪問介護、通所介護、通所リハビリテーション、ショートステイを利用できません。

③親を介護するときに小規模多機能ホームを利用するときの利用料は定額です。

 

 

親を介護するときに小規模多機能ホームを利用する場合、利用料は定額制です。

 

しかし、

食費・宿泊費・おむつ代などは別途必要です。

 

宿泊費は1泊あたり数千円かかり、事業所ごとに異なります。

また、食費も一食当たり500円程度かかります。

 

利用料と実費をすべて合わせるとかなりの金額になることがあります。

 

親を介護するときに小規模多機能ホームを利用する場合には、

あらかじめ予算を決めてから利用するようにしましょう。

 

親に合う小規模多機能ホームがみつかり、

介護予算の範囲内なら、選択肢の一つだといえます。

 

一般社団法人 マイライフ協会

代表理事 児玉浩子

Posted on タグ:Tags