遠距離介護するときの注意点3つ

一般社団法人マイライフ協会 代表理事
行政書士・ファイナンシャルプランナー(AFP)

[講演情報 9/27 13:00-]
老後準備マスター講座

 

親が住み慣れた家を離れたくないというので、

遠距離介護をしている子どもはたくさんいます。

 

親を遠距離介護するときにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか?

 

親を遠距離介護するときの注意点について検討します。

 

 

遠距離介護のメリット

 

 

遠距離介護にはメリットがあります。

 

今まで通りの生活を維持できる

 

まず、

親も子どもも、

介護が始まる前の今まで通りの生活を継続できます。

 

子どもにとっては、

ときどき親の様子を見に行く必要があるので、

親と子どもの二つの家を行ったり来たりして、

落ち着かないかもしれません。

 

しかし、

だんだん慣れてきます。

 

 

自分の生活のリズムを維持できる

 

次に、

子どもにとって、仕事や子育てなど、

自分の生活のリズムを維持できます。

 

また、

親とは離れて暮らしているので、

親の嫌な面を見ずに済み、

親への思いやりを維持できます。

 

介護保険の介護サービスが使いやすい

 

そして、遠距離介護の一番のメリットは、

親にとって介護保険の介護サービスが使いやすいことです。

 

遠距離介護ということは、

親は一人暮らしの独居高齢者ということが多いので、

施設の入居の優先順位があがることがあります。

 

また、

家族と同居していると訪問介護では生活援助(掃除や食事の用意)を利用できませんが、

遠距離介護では、同居している家族がいないので、

生活援助も利用できます。

 

親を遠距離介護することは、

メリットも多いのです。

 

 

遠距離介護のデメリット

 

親を遠距離介護することは、

親の様子を常には確認できない不安があります。

 

遠距離介護のデメリットは何でしょう。

 

 

万が一のとき

 

普段は親の遠距離介護でも、

それほど不安はないでしょう。

 

しかし、万が一のとき、

親のそばに子どもがいないことから、すぐに対応できないので、

不安があります。

 

また、

訪問介護のホームヘルパーがきちんと対応してくれているかなどの、

親の状況が把握しにくいといえます。

 

 

交通費がかかる

 

親を遠距離介護すると、

実家に帰省する交通費も必要となります。

 

子どもの住んでいる地域と

親の家との距離が遠くなるほど、

交通費がかさみます。

 

 

親戚からいろいろ言われる

 

親を遠距離介護していると、

昔の感覚で年配の親戚から、

「いつまで親を一人にしとくんだ」など、

まるで親不孝をしているように言われることがあります。

 

親戚には子どもの困っている状況が分からず、

昔の親と同居して子どもが在宅介護するのが

当たり前という感覚の人もいます。

 

 

遠距離介護するときの注意点1-親を見守るサービスの利用

 

親を遠距離介護するとき、

必ず万が一の時の不安が頭をよぎります。

 

そこで、親を見守るためのサービスを利用しましょう。

 

食事の宅配サービス

 

是非利用したいのが、

食事の宅配サービスです。

 

遠距離介護している親の住む市区町村が行っている食事の宅配サービス、

地域のボランティア団体が行っている食事の宅配サービス、

そして、

民間企業が行っている食事の宅配サービスがあります。

 

食事の配達は手渡しが原則のことが多く、

親の安否確認をしてもらえます。

 

万が一の時には、

子どもへ連絡してくれる事業者もあります。

 

高齢者の見守りサービス

 

 

親を遠距離介護するときに利用したいのが、

高齢者の見守りサービスです。

 

ほとんどの市区町村で緊急通報システムというサービスを行っています。

 

これは主に、一人暮らしの高齢者向けのサービスです。

 

一人暮らしの高齢者にペンダント型の緊急ボタンを配布し、

具合が悪くなったときに押して通報するというのが多いようです。

 

利用料は無料もしくは低額です。

 

全額自費でもよければ、

警備会社や郵便局の見守りサービスも利用できます。

 

万が一のときに、

遠距離介護されている親の元に駆けつけてくれ、

そして子どもに連絡してくれます。

 

 

遠距離介護するときの注意点2-交通費

 

親を遠距離介護すると、

どうしても交通費が発生します。

 

交通費の負担を決める

 

 

遠距離介護の場合、

交通費が1回につき数万円かかることがあります。

 

子どもに経済的に余裕があるのならいいのですが、

子どもは子育てや住宅ローンなどで経済的余裕がない場合も多いことでしょう。

 

そのときに、

親の遠距離介護のための交通費の負担を

全額子どもが負担するとたいへんです。

 

そこで、

遠距離介護されている親と子ども、兄弟姉妹で話し合って、

交通費の負担を誰がするのか決めておきましょう。

 

親も子どもにできるだけ負担をかけたくないと考えているものです。

 

そこで、

遠距離介護されている親が負担する場合も多いものです。

 

 

交通費割引サービスを利用する

 

航空会社では、

介護帰省割引のサービスを提供していることがあります。

 

もし、

親の遠距離介護のために航空券を購入するときには、

介護帰省割引がないか確認してみましょう。

 

介護帰省割引サービスを利用すると、

3~4割引きで航空券を購入できるそうです。

 

 

遠距離介護するときの注意点3-親戚とのつきあい

 

 

親を遠距離介護していると、

外野の親戚からとやかく言われることがあります。

 

「昔は長男が帰ってきて親の面倒をみたものなのに、

おまえは冷たい」

など、

子どもの状況を考えることなく、

一方的に言われたりもします。

 

そんなときは、

ケンカ腰にならず、

やんわりとやり過ごしましょう。

 

親を遠距離介護していると、

親戚に頼らざるを得ないことも出てきます。

 

そんなときのことも考えて、

帰省したときには手土産を持って、

挨拶に行っておくのも一つの方法です。

 

 

遠距離介護するときの注意点3つまとめ

 

①遠距離介護にはメリットもある。

②遠距離介護では、食事の宅配サービス、見守りサービスを利用する。

③遠距離介護では、親戚に世話になることもあるので、つきあいに気をつける。

 

 

親の遠距離介護では、

親に万が一のことがあったときに、

すぐ駆けつけることができません。

 

そのために食事の宅配サービスや見守りサービスを利用しましょう。

 

また、

緊急時にお願いすることもあるので、

たまに手土産をもってあいさつに行くなど、

親戚とのつきあいも

気をつけたいものです。

 

一般社団法人 マイライフ協会

代表理事 児玉浩子

Posted on タグ:Tags