終活を考えるためにイベントに参加しよう

終活とは何をするのかをしっかりと理解したとしても、
いざ具体的に行動に移すとなると、終活に不安を感じる方が多くおられます。
 
これは、終活とは何かということとは別に、どのようにすることが、よりよい結果につながるか分からないという不安です。
 
終活に当たる行為には様々な種類がありますが、
その中でより専門的な知識を求められたり、
持っている情報が古かったりするような場合に、特に不安を感じられるようです。
 
このようなときに役に立つのが、終活のイベントです。
 
詳しくご説明しましょう。
 

終活のイベントで何をすることができるのか?

終活ビジネスは、巨大産業になりました。業界自体が大きくなったということは、それだけ専門知識をもっている業者が増えたということです。つまり、同じ話を複数の業者に確認することができるのです。その中から、最終的にどのアドバイスを採用するのかを決めることが可能になったのです。
 
更には多くの業者が、よりよい終活サービスを提供しようと競争をしています。その結果、自分の希望により近いサービスを選択できるのです。
 
選択肢が多いということは、より自分にふさわしいサービスを選ぶことができるということです。しかも多くの業者が競争しているので、価格的にも魅力を感じることができるのではないでしょうか。
 

終活イベントで最新の情報を入手できる

 
終活のイベントや終活のセミナーでは、どのような終活サービスがあるのか、また最新の終活情報が入手できます。
 
たとえば、樹木葬という自然葬がありますが、最近は山奥に行かなくても都心のお寺や墓地でも可能になっています。樹木葬のニューバージョンで、花壇葬というものもあります。仏教では難しかった、ペットと一緒にお墓に入れる墓地もできました。
 
遺骨をカプセルに入れて、宇宙に打ち上げることもできる時代です。遺骨をダイヤモンドにしたり、ペンダントにしたりして、身に付けてもらうこともできます。仏壇も現代の生活様式に合わせた、大変おしゃれなものがあります。
このような情報を一度に大量に入手できるチャンスが、終活のイベントであり、終活のセミナーなのです。
 

葬儀社などの終活イベント

 
終活の一環として葬儀について考えるならば、ぜひとも葬儀社などのイベントに参加してみましょう。葬儀の際に参加者にふるまうお料理の試食ができることもあります。
 
実際には自分の目で見ることはできない葬儀ですから、場所もお料理もじっくりと確認しておきましょう。今しか検討することができないので、せっかくのチャンスを逃さないよう、有効に活用しましょう。
 
葬儀社のイベントは、基本的に無料です。お料理の試食に若干の費用が必要な場合もありますが、非常に安価ですので、気楽に参加できます。
 

終活のイベントでアンケートには答えるべきか

 
終活のイベントの主催者としては、参加された方の本音をぜひとも聞きたいところでしょう。でも、どうしてもアンケートに答えたくないならば、断ることもできます。
 
しかしアンケートに答えることで、継続的に情報を入手することができるというメリットもあるので、今後も新しい情報が欲しい場合にはアンケートに答えることもありではないでしょうか。
 

終活は目的を見失わないこと

 
終活のイベントやセミナーに参加すると、頭でっかちになってしまうこともあります。情報が多すぎて、どのように判断していいのかが分からなくなるというパターンです。また、あれもこれもと手を広げ過ぎて、予算オーバーとなることも…。
 
これらの原因は、イベントやセミナーに参加したせいではありません。目的を見失ってしまったことが、原因なのです。
 
イベントやセミナーに参加する際、参加した際には、必ず自分の終活の目的を再確認することを心がけましょう。
 
そして、終活の目的により直結するものから採用し、間接的なものはどんどんと削っていくことも必要なのです。この作業が頭の中でできるようになれば、情報の海に溺れることはなくなります。自分では難しいと思える場合は、信頼できる親戚や第三者に相談してみてはいかがでしょうか。
 

終活を考えるためにイベントに参加しようまとめ

 
①終活のイベント・セミナーは、新しい情報やよりふさわしい情報を入手できる可能性があるので、活用してみましょう。
②葬儀社などのイベントは、実際には自分で見ることができない葬儀などについて、生前に確認できます。
③情報過多になったときには、終活の目的を再確認して情報を整理しましょう。
 
終活の種類は本当に多いので、専門的な知識を要することも多々あります。そのような分野については、イベントやセミナーを積極的に活用しましょう。自分にとって、よりよい情報を入手できるチャンスです。
 
もしも情報が多すぎて、自分で選択できないような場合には、自分の終活の目的を再確認することです。そのことで、優先順位をつけることができるようになります。
自分の終活の目的の確認の方法については、「終活の準備は何をするの?」をご参照ください。
 
手を広げすぎては、目的を見失って、楽しいはずの終活がただの義務行為になってしまいますから、注意してください。

一般社団法人マイライフ協会

代表理事 児玉浩子