おひとりさまが孤独死をさける方法

おひとりさまとは、
未婚、離婚、死別により、シングルである人を呼ぶようです。
 
未婚でもパートナーと同棲している場合は、おひとりさまとは呼ばないようです。
 
2015年時点の生涯未婚率は、
男性23.37%
女性14.06%
だそうです。
 
実に、
男性の4人に1人
女性の7人に1人
が、50歳時点で未婚だということです。
 
いまではおひとりさまは、少数派とは言えなくなりました。
 
おひとりさまだと、部屋で亡くなっても発見してもらえない可能性があります。
 
そこで、おひとりさまが孤独死を避ける方法について考えたいと思います。

おひとりさまの孤独死は増えている

孤独死とは、
一般的に、社会との結びつきが弱く、死後数日から数週間たってから、発見されることをいうようです。
 
行政では、孤立死という用語を使うようです。
 
孤独死に関する公的な統計データはありません。
 
しかし民間の研究成果ですが、
ニッセイ基礎研究所では14年12月、孤独死は全国で年間3万人と推計する、研究成果を発表したそうです。
 
現在年間3万人とすると、
おひとりさまが増えていることから、今後さらの増えると予測できます。
 
では、孤独死をさける方法はあるのでしょうか?
 

おひとりさまが孤独死をさける方法

 
おひとりさまであることから、
一人暮らしということが多いといえそうです。
 
そうだとすれば、孤独死はさけられそうもありません。
 
部屋の中で亡くなったときに、そばに他の人がいてくれる可能性は低そうです。
 
そうだとすれば、
孤独死してもより早く発見されるようにすることが、近道といえます。
 
どうすれば、孤独死してもより早く発見してもらえるのでしょうか?

おひとりさまの孤独死、早く発見してもらう方法

おひとりさまの孤独死は、社会との結びつきが弱いことが原因とされています。
 
おひとりさまの場合は、
もっとも身近な家族という社会的つながりがない場合が多いといえます。
 
そこで、
家族に代わる身近な人間関係を作る必要がありそうです。

特に用がなくても連絡が取れる友人をもつ

特に男性だと、会社での人間関係しかなく、定年退職後、連絡を取り合う相手がいないことがあります。
 
そこで、定年退職後、
特に用がなくても連絡を取り合える友人をみつけておきましょう。
 
たとえば、
中学や高校の同窓会に参加したりして、旧交をあたためるのはいかがでしょうか。
 
会社での人間関係と異なり、利害関係なく、付き合えます。

習い事での友人を作る

 
定年退職後、
いきなり友人を作ろうとしても、なかなか難しいものです。
 
そこで、
カラオケや社交ダンスなどの習い事を始めてはいかがでしょうか。
 
共通の習い事なら、共通の話題があり、会話に困ることもありません。
 
習い事の会話から始め、少しずつ、世間話をできる相手を見つけていきましょう。

地元の飲食店に顔を出してみる

近所の飲食店の店員や客と交流を持つのも、人間関係の構築で役に立つかもしれません。
 
たとえば、飲食店で話すようになった人が、
 
「最近○○さんは見かけないけど、どうしたの?」
 
と話題にしてくれるようになったら、しめたものです。
 
心配して部屋まで確認に来てくれる友人が見つかるといいですね。

新聞や牛乳の配達を頼む

新聞や牛乳の配達の人が、郵便受けの郵便の束に気付き、警察や行政へ通報してくれることがあるものです。
 
配達するサービスが高齢者の見守りに取り組んでいます。
 
そこで、
毎日配達してくれる新聞や牛乳・ヤクルトなどを頼んでみるのはいかがでしょうか。
 
毎日家に訪問してくれるので、より早くおひとりさまの孤独死を発見してもらえます。

警備会社や郵便局のみまもりサービスを利用する

警備会社では、
専用の機械を設置し、24時間見守りサービスを提供しているところがあります。
 
また、郵便局でも、
毎日決まった時間に電話をくれるなども見守りサービスがあります。
 
人間関係を新たに築くのが苦手な人は、警備会社や郵便局のみまもりサービスを利用するのはいかがでしょうか。

おひとりさまが孤独死をさける方法まとめ


①おひとりさまの孤独死は増えている。


②おひとりさまの孤独死はさけられない。


③おひとりさまは孤独死した後に、より早く発見してもらえるように人間関係を構築するようにする。

 
一人暮らしのおひとりさまは、
部屋の中で亡くなった場合、孤独死はさけられそうにありません。
 
そこで、
おひとりさまは孤独死した後、より早く発見してもらうことに注力すべきです。
 
そのためには、
社会とのかかわりをより多く持つことが必要です。
 
習い事、同窓会に出席することなど、いろいろあります。
 
毎日配達してくれる新聞や牛乳などをとって、高齢者をみまもるサービスを利用するのも良いでしょう。
 
新たな人間関係の構築が難しい場合には、警備会社や郵便局の見守りサービスを利用することも検討してみましょう。

一般社団法人マイライフ協会

代表理事 児玉浩子