老後の生活費は夫婦二人でいくら必要か?

一般社団法人マイライフ協会 代表理事
行政書士・ファイナンシャルプランナー(AFP)

[講演情報 9/27 13:00-]
老後準備マスター講座

 

結婚しても子どもがいない夫婦もいます。

 

また、子どもがいても独立して、二人だけの生活に戻った夫婦もいます。

 

実際に、夫婦二人だけの老後の生活費はいくら必要なのでしょうか。

 

老後の生活費、毎月、夫婦二人でいくら必要なの?

 

定年退職を迎えた場合、夫婦二人で、老後の生活費はいくら必要となるのでしょうか?

総務省統計局「家計調査」2017年によると、
世帯主が65歳以上の二人以上世帯の消費支出は、1か月 247,701円。

老後の夫婦二人で約25万円必要といえます。

消費支出 247,701円
(内訳)
食料 70,058円
住居 14,853円
光熱・水道 21,635円
家具・家事用品 10,273円
被服及び履物 7,465円
保健医療 14,995円
交通・通信 28,524円
教育 458円
教養娯楽 24,541円
その他の消費支出 54,898円
交際費 25,315円
仕送り金 1,784円

 

ご覧のとおり、
住居費が約1万4千円と少額です。

これは持ち家の世帯も含まれているためです。

ですので、

賃貸の世帯の場合には、
家賃分を上乗せして必要生活費を計算する必要があります。

老後の生活費、平均的な夫婦はいくら必要なの?

平成29年簡易生命表(厚生労働省)によると、
65歳男性の平均余命は19.57年、65歳女性の平均余命は24.43年です。

 

夫が妻より高齢のことが多いですが、

ここでは、
女性の方が長生きの場合が多いので、簡便に女性の平均余命を使って計算したいと思います。

 

生活費として、月平均25万円とすると、

 

1年間で、

25万円×12か月=300万円が必要となります。

 

それに平均余命の24.43年をかけると、

300万円×24.43年=7329万円が必要となります。

 

定年退職後の老後の生活費として、
約7000万円~8000万円くらい、見積もっておけばいいですね。

老後の生活費、ゆとりある生活を送りたい夫婦はいくら必要なの?

もし、
友人との会食や旅行、孫へのおこづかいなどで、月5万円程度、ゆとりある生活をしたい、夫婦二人に必要な老後の生活費はいくらでしょうか?

 

その場合、
月の生活費に5万円を加えて計算すればよいのです。

 

月平均25万円+5万円=30万円

 

1年間で、

30万円×12か月=360万円が必要となります。

 

それに平均余命の24.43年をかけると、

360万円×24.43年=約8795万円が必要となります。

 

ゆとりある夫婦二人の老後のためには、
約9000万円くらい見積もっておけばいいようです。

夫婦二人の老後の生活費をすべて預金でまかなう必要があるの?

夫婦二人の老後の生活費が約7000万円から約8000万円必要ときくと、そんなに預金しなければならないのかと、驚かれるかもしれません。

 

実は、
そんなに預金の必要はありません。

 

定年まで働いた男性は月額にして約20万円~25万円程度の年金があることが多いのです。

 

もし、
平均的な生活を望むのであれば、年金が月額にして約20万円ある場合、

 

1か月に必要な生活費25万円から20万円を引くと、

 

預金で準備する必要のある金額は、月額平均5万円。

 

1年で、

5万円×12か月=60万円が預金で準備する必要のある金額になります。

 

それに平均余命をかけると、

 

60万円×24.43年=
約1466万円が預金で準備する必要のある金額です。

 

老後資金が7000万円以上必要であったとしても、実際に預金で準備するのは約1500万円程度ですむことが分かります。

老後の生活費は夫婦二人でいくら必要か?まとめ

 

①平均的な夫婦二人の老後の生活費は月額約25万円必要。

②平均的な夫婦二人の必要老後資金は約7000万円から8000万円。

③年金があるので、実際に預金で準備すべき老後資金はそれほど多くない。

 

老後資金については、
すべてを預金で準備する必要はありません。

 

老後の収入では年金をあてにできるからです。

 

もし、
年金収入の見込みがあまりないのであれば、預金を多くする必要があります。

 

自分の年金が老後にいくらもらえるのか年金定期便などで確認してみましょう。

 

そこから、逆算すれば、必要な預金額がわかります。

 

一般社団法人マイライフ協会

代表理事 児玉浩子

 

 

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